
SOSEI PROJECT. 1st. PREVIEW
会期:2025年10月31日(金)〜11月4日(火) 11:00〜18:00
会場:LIGHT BOX GALLERY [東京都港区南青山5丁目15‑9 フラット青山 1F ]
70%の提案と、ユーザーの感性を刺激する30%の余白。無限の可能性を秘めた新たなプロダクト
開発に3年をかけ誕生した当ブランドの大きな特徴は、「70%プロダクト」という発想にあります。完成度をあえて70%にとどめることで、残りの30%をユーザーの感性や思考に委ね、唯一無二の空間づくりを可能にします。
基本アイテムとなるのは、エントランスや部屋の入り口でコートや帽子などを気軽に掛けられる「フック」。このフックに、バー、プレート、ボックス、ドロワーなどを自由に組み合わせることで、ウォールシェルフ、キャビネット、ワゴン、テーブルなど、さまざまな形に発展させることができます。
SOSEI PROJECT. ―「組成、蘇生、素性」
SOSEI PROJECT.は、現代の暮らしを見つめ直し、「そこにあるべき家具・道具とは何か」を問いながら導き出されました。それは、プロダクトとしての美しさを保ちながらも、ユーザー自身の選択や組み合わせによって空間が蘇り、無限の可能性へと拡張していく思想を表しています。ブランド名にある「SOSEI」は、「組成」「蘇生」「素性」に由来し、暮らしに応じて姿を変え、再び生まれ、素直に自分らしい空間を構築できることを意味しています。
ご購入について
本プロジェクト商品は、SEMPRE公式オンラインショップ(www.sempre.jp) にて販売しております。
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brand statement
SOSEI PROJECT. は今を生きる人々の暮らしを見つめ直しそこにあるべき家具/道具の在り方とはどういうものなのかを問いながら導き出した新しいインテリアブランドです。現代の私たちの日々の暮らしは様々な情報や課題に溢れ、心がざわつき、混沌とした状況が垣間見られます。そうした目まぐるしく、時に心が置き去りにされがちな暮らしを穏やかで丁寧な暮らしに導くべく家具を探求しSOSEI PROJECT.を立ち上げました。
「SOSEI」は「組成、蘇生、素性」を意味しています。組み合わせて成立すること、さまざまな形に変化し、また蘇ること、自分の暮らしを素直に見つめ直すことなどから命名しています。
近年、科学技術の進歩により利便性は高まりましたが、その反面、人が本来備えていたであろう創造性をめぐる感性は衰えつつあると感じざるをえません。その感性を刺激するように本プロダクトは 30%をユーザーの思考に委ねる『70%プロダクト』と位置付けています。これは、個々のアイテムは単体で美しい完成形として機能しつつも、ユーザー自身がそれらをどのように選び、組み合わせるかによって、無限の可能性を秘めた100%のプロダクトへと昇華することを意味しています。たとえば、キャビネットやウォールバーに何を配置するかなど、ユーザーが自ら考え、手を動かすことで、その人らしい唯一無二の空間が生まれるのです。
また、人の暮らしにはさまざまなステージがあります。子供から大人へ、独身の独り住まい、家族との暮らし、子供の独り立ちなど。その多様なステージにおいて暮らし方は変化し、必要な機能も変わってきます。SOSEI PROJECT.の個々のアイテムは集合体として成立する一方、単体としても完成されていますので、ベースとなるキャビネットフレームやウォールバーから出たり収まったり、暮らしに合わせて柔軟に変化していきます。
心地よい暮らしの中では、ものを片付けることや道具を使うときの所作が大切です。使った道具を元の場所に戻す。ものを整理整頓する。そうしたひとつひとつの所作を重ねていくことがみなさまの美しい暮らしにつながることでしょう。
このSOSEI PROJECT.がみなさまの創造性を頼りに暮らしに寄り添う家具/道具となり、丁寧で美しい暮らしに導いてくれると信じています。
designer profile

松岡 智之 | Tomoyuki Matsuoka
プロダクトデザイナー
1970年三重県生まれ。1992年千葉大学工学部工業意匠学科を卒業後、同年、株式会社GK設計に入社。ストリートファニチュアやサイン計画などの環境プロダクトのデザインに携わる。1999年よりデンマーク王立芸術アカデミーデザイン科に留学。留学中より、フリーランスとしての活動を開始し、ヨーロッパを中心とした家具メーカーにプレゼンテーションを行う。2001年帰国し、TOMOYUKI MATSUOKA DESIGN を設立。独立後は、デンマークでの生活から感じた心地よい生活空間や暮らし方などの実体験を活かし、シンプルで美しく、人に優しく永く愛され、暮らしに馴染む、そうしたプロダクトを目指し、家具デザイン、プロダクトデザインを中心に国内外のクライアントと商品開発に取り組む。
近年は商品デザインだけではなく、出来上がった商品をどのような印象でお客様に伝えるかをクライアントと共に考え、商品写真撮影時のスタイリング、カタログのディレクション、グラフィックデザインまで積極的に携わる。2014年国際家具デザインコンペティション旭川にてシルバーリーフ賞受賞。
designer's message
"使う人が関わりながら育てていける余白を大切にしています"
SOSEI PROJECT.のスタートは、今から4年ほど前。「新しいブランドを立ち上げたい」という話を伺い、センプレデザインの5~6人と僕が加わって、ブレインストーミングを重ねていきました。最初から何を作るかはまったく決まっておらず、どんな家具がこの時代に必要かを話し合うところから始めました。 それも僕から一方的に提案するのではなく、みんなでアイデアを出し合って、いい形を探っていきました。時間はかかりましたが、そのプロセスがいい結果に結びついたように思います。

たとえば「BOX」はA4サイズが入ることを基本にしつつ、実寸の模型をスチレンボードなどで作っては、これくらいの大きさの物が空間に置かれたら気持ちがいい、プロポーション的にも収まりがいい。と1つずつ決めていきました。数字的なところを追うよりもその方が生活との取り合わせがいいように感じたからです。全部で4種類ある「Bar」の長さについても、木造建築の間柱のピッチをベースにして、取り付けの際に間柱を手がかりにできる長さに設定しましたが、そこに感覚的な心地よさも持ち込んでいます。もちろん石せっこう膏ボードにも設置できるアンカーが付いているので、間柱がなくとも取り付け可能ですが、日本の住環境のモジュール感を大切にしています。


ミーティングを重ねる中で、「ライフステージ」という言葉がだんだんよく登場するようになりました。「人」は、年齢や暮らしの変化とともに変わっていく。そこで「物」はどうあるべきなのか、という問いが生まれました。僕自身はいつも、「物」は完成品をただ与えるのではなく、使う人が関わりながら育てていける余白を持っていることが大切だと思っていました。そこでSOSEI PROJECT. の基本となった「70%のプロダクト」という考え方を提案したのです。完全ではなく、使う人が手を加えたり、組み合わせを変えたりして完成させていく。その余地があることで、物への愛着や、自分らしい空間との親和性が生まれてくる物を作ろう、そう考えました。

制作を担当してくれたのはカリモク家具。その木工加工技術の高さについては、デザイナーなら誰もが知るところです。 SOSEI PROJECT.のパーツは、いずれも決して複雑なデザインではありませんので、センプレデザインの皆さんも私も、「簡単にすぐ作れるだろう」と割と安易に考えていたところがあります。 しかし実際は、思っていたよりもずっと複雑で、慎重な検討が必要だったようです。カリモク家具は、椅子やテーブルなど、大物家具の知見はどこよりも高いのですが、今回のフックやトレーなどの小物を作ることはそれほど経験がなかった。そこで生産性と強度、さらにそれぞれの安全性能を1つずつ検証して結論を出すまでに時間を少し要しました。ですが、丁寧にその過程に取り組んでくださったことがとてもいい物作りにつながっていきました。


私の提案と、センプレデザインの理念が混ざり合い、モジュール式の家具、SOSEI PROJECT. が誕生しました。トレーやフックなどの小さなアイテムをはじめ、29のパーツがそろいます。 単体でも使えるし、組み合わせて新しい家具としても展開できる。30cm幅の最小モジュールを最初に決定し、それをベースにアイテムの寸法を決定していきました。なぜそのサイズなのかといえば、大いに自分の「感覚」に委ねたところがあります。

また、まったく別の視点で最初の1点をおすすめすると、「Dining Table」なんです。SOSEI PROJECT. は、すべて国産のナラ材を使って作られていますので、そういう意味でも非常に価格に対する価値が高いように思います。天板下に設けたバーに、トレーなどをつけて使い方をカスタマイズすることもできます。食事をする場所、というよりは、仕事をしたり、趣味を楽しんだり、子供が勉強をしたりと、テーブルが生活の中にあるさまざまな行為を受け止める、そんな「場」としての機能を果たせるアイテムになっています。


29からなるアイテムの中で、僕自身がエントリー的に最初に取り入れてみて欲しいな、という物を挙げるとすると、「RoundTray」「Curve Tray」もしくは「Book Tray」のいずれかです。 まずはトレーのような単体で成立するアイテムを使っていただきながら、「Cabinet」などを増やして組み合わせを楽しんでいってほしいですね。まず自分自身の手に近い部分から、家具らしいアイテムにいずれ拡張していく、という流れがあると、使う人の生活に自然に寄り添っていけるような気がしています。

SOSEI PROJECT. は、今のラインアップで完成ではなく、むしるスタートだと思っています。ユーザーの暮らしの中に迎え入れられ、誰かの生活に馴染み、必要に応じて姿を変え、増え、役割を変えていく。使う 人のフィードバックを受けて、変化していくスタイルこそが、センプレデザインと私たちが目指すものです。今後このシリーズがどのように育ち、形を変えていくのか。 僕自身もそれを心から楽しみにしています。


brand outline
ブランド名
SOSEI PROJECT. [ソセイ プロジェクト]
発売開始
2026年3月5日(木)
アイテム数
29パーツ (ブランド立ち上げ時)
価格帯
トレー 15,000円〜、ボックス・ドロワー 30,000〜40,000円、テーブル250,000円 程度
プロデュース
株式会社センプレデザイン
デザイン
松岡 智之
製作
カリモク家具株式会社
about SEMPRE DESIGN
「暮らしとデザイン」をキーワードに、日々の暮らしを豊かに、また優れたデザインを生み出す為、SEMPREはこれからの時代に必要な道具と素材を、デザイン・品質・価格のバランスを吟味して流通させる場をつくっています。
良いデザインの流通には、世界から発見、開発したものを小売として店舗とネット、卸、コントラクトとして〈製造・流通・小売〉業態として運営する一貫性が必要と感じています。また、その運営に必要なデザイン開発、店舗開発、カタログからネットのシステム、表現の場としてのスタジオ運営までを行っています。
センプレは、コンセプト実現のために必要なことを一貫して手掛けることをデザインと考え、これからの社会に貢献していきたいと考えています。
























